対立しない日本文化
日本語は世界でもっとも一人称の数が多いと
いわれていますが、
言語学者である鈴木孝夫氏は
日本語の人称代名詞はそもそも「ない」と説かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人と話すときに、私は・・・・と 自分のことを表現するのは
きっと後世になってからのことなのでしょう。
・
二人でしゃべっているときに、いちいち
「私は・・・」とか、「あなたは・・・」などと言うのは対立的な
表現なわけで
世界四大文明が始まったころよりも ずっと前の時代には
対立などなかった。
そんな時代が長かった日本の名残として 対立を明確にしない
という意味で 日本語の人称代名詞が「ない」のかもしれません。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント