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2016年7月15日 (金)

対立しない日本文化

日本語は世界でもっとも一人称の数が多いと

いわれていますが、

言語学者である鈴木孝夫氏は

日本語の人称代名詞はそもそも「ない」と説かれています。

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人と話すときに、私は・・・・と 自分のことを表現するのは

きっと後世になってからのことなのでしょう。

二人でしゃべっているときに、いちいち

「私は・・・」とか、「あなたは・・・」などと言うのは対立的な

表現なわけで

世界四大文明が始まったころよりも ずっと前の時代には

対立などなかった。

そんな時代が長かった日本の名残として 対立を明確にしない

という意味で 日本語の人称代名詞が「ない」のかもしれません。

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